こんにちは!
外科系女医めぇこです。

今年も残りわずかですね。1年が早過ぎる・・・
まだ今年やり残したことが山のようにあると嘆いている今日この頃です。
苦手なベテラン医師の態度

さて、今回は私が苦手とする、ある男性医師についてお話します。
医師歴10年経っても苦手な人は苦手です(笑)その医師は20年目のベテラン医師ですが、コンサルトする度に必ずと言っていいほど塩対応をしてきます。
塩対応ならまだマシで、本当に機嫌が悪い時は「それは他の科が診るべきだ」と診療を拒否するような態度を示してくる時もあります。
「いや、お前の科の疾患だろ!!」と思いますが。他の医師やスタッフにも同様の対応なので、彼は院内の嫌われ者です。
性格が捻じ曲がった背景にある家庭事情

しかしある日、ベテラン医師の性格が捻じ曲がってしまった一因を知りました。
実は数年前、バツ1子連れの看護師と結婚したそうです。私が男性ならバツ1子連れ看護師というパワーワードだけで警戒してしまいます。
それを受け入れたベテラン医師はもしかして器の大きい人だったのかと思いましたが・・・
家庭内環境は決して良いものではなく・・・結婚後、まず奥さんの強い希望で高級住宅街に家を建てたそうです。
更に奥さんは、高級車を乗り回してブティックでのお買い物を楽しんでいます。一方のベテラン医師はというと、まさかの公共交通機関で通勤されています。
家庭内では連れ子が最優先。連れ子は完全に奥さんの味方で、ベテラン医師への扱いは「養育費を出してくれる同居人」くらいの距離感。
仕事から疲れて帰っても、温かい笑顔で出迎えられることもなく、生活費とローンの支払いに追われる日々。ATMとしてしか認識されていないのかもしれません。
最初から財産目当てだったのではと勘ぐってしまいます。ベテラン医師のトゲトゲしさは家庭によって削られた心の叫びだったのかもしれないと、少しばかり胸が痛みました。きっと家庭に居場所がないのでしょう。
反面教師として

「イジメをする子は家庭が不安定な子が多い」と子供時代によく母から聞かされていました。これは決して子供だけではなく、大人にも当てはまりますよね。
不幸な夫婦は、周囲にまで冷気を撒き散らして攻撃してきます。仕事やプライベートでこういった出来事に遭うたび、「この人、きっと家で幸せじゃないんだろうな」と思います。
ベテラン医師に慰めの言葉はかけませんが(笑)、反面教師にはしようと思います。家庭は帰りたくなるような温かな場所であって欲しいと強く思いました。

