こんにちは!
外科系女医めぇこです。
皆様GWはいかがお過ごしでしたか?世間のように大型連休取得は難しいと思いますが、楽しいひと時を過ごされたでしょうか?私は毎年GWが過ぎるとようやく今年度が本格的に始まるなと感じます。
さて、今回のブログのタイトルの通り、我が家に第2子が生まれ、4人家族になりました。ほぼ予定日通り、桜の時期に生まれて来てくれました。上の子の入園式に被るかもしれないと心配していましたが、空気を読んだのか、それは避けてくれました。すでに親孝行な子です(笑)
1人目の時は耐え難い陣痛の痛みに心身ともに打ち砕かれながら、1日がかりの出産でした。幸い大きなトラブルなく分娩が進行したためか「安産だったね」と声を掛けられましたが、私自身は「これが安産なの???嘘でしょ??」と、全く安らかな気持ちではなかったです(笑)。
入院中は他の初産ママさんと労をねぎらいながら「もう出産はこりごりですね」と話し、退院後は心身ともにボロボロの状態で育児が始まり、まるでサバンナに放り投げられた子ウサギのような気持ちでした。
今回は出産予定日が近付くにつれて、陣痛の恐怖が甦り、「やっぱり計画無痛分娩にするべきだったかな」と怖気づく自分を幾度となく鼓舞しました(笑)。
そして陣痛はある日急にやって来ました。最初は少し痛いくらいで難なく家事が出来る程度だったので前駆陣痛かと思いきや、1時間しないうちに「これは陣痛だ」と確信できるほどに変化しました。
産科に電話した時にはすでに会話もままならない状態で、夫が自宅にいる朝だったことが本当に安心でした。上の子を起こして3人で病院に向かいましたが、自宅から3kmほどの距離がやけに遠く感じられ、車に乗っている時間も長く感じました。
私を気遣いながら安全運転してくれる夫。いつも頼りになりますが、この時ばかりは後光が差しているように見えました(笑)。「早く病院に着いてくれー!」と願いながら、「今朝の朝日は綺麗だな。上の子の時は雨だったな」と妙に冷静な自分もいたのが不思議でした。
病院に着いた頃にはもう生まれそうな状態で、先生と助産師さんも大急ぎで分娩の準備。本当にあっという間に生まれました。あまりの展開の速さに私も夫も頭が付いていけませんでした。陣発してから3時間ほどだったでしょうか。今回は私も「これは安産だった」と納得しました。
1人目の出産直後は頭がフワフワするような多幸感を感じていましたが、今回はやはり妙に冷静で、地に足のついた幸せを噛みしめている感覚でした。
それと同時に、朝早く病院に連れて行ってくれた夫、早速赤ちゃんを可愛がってくれている上の子、頼りになる先生と助産師さんに感謝の気持ちが湧き上がり、出産は神秘的で尊い瞬間だと改めて思いました。
産後は回復が早く、周囲に驚かれるほど元気に過ごしています(笑)。気持ちにも余裕があるため、新生児期も比較的心穏やかに、赤ちゃんの可愛さを堪能しています。
上の子の時もこんなふうに余裕があればなぁと少し悔やまれますが、どこのご家庭もきっと同じかもしれません。こうやって親も成長していくのだと、まさに「育児は育自」だと痛感しています。
これからも大変なことがあると思いますが、守るべき存在が増え、もっともっと強い母親になると決意を新たにしました。