こんにちは。
内科医のまいです。
普段は病棟や外来、当直と、めまぐるしい日々を送っています。
医師としての仕事はやりがいがあり、患者さんに感謝されることも多く、幸せな職業だと思っています。でも、ふとした瞬間に思うのです。「このまま一人で年を重ねていくのかな」と。
30代前半までは、正直、恋愛や結婚よりも仕事が優先でした。キャリアを築くこと、専門医の取得、学会発表など、気づけばプライベートに割ける時間も心の余裕もあまりなく、交際やお見合いの話もどこか“他人事”のように思っていました。
ただ、30歳を過ぎた頃から、自分の中で少しずつ価値観が変わってきました。患者さんとの対話やご家族との関わりの中で、人生において「支え合う存在」がいることの大切さを、仕事を通して感じるようになったからかもしれません。
病院勤務の方なら共感していただけると思いますが、医療現場って意外と出会いが少ないのです。
・同僚は既婚者ばかり
・医局内の関係性が気まずくなりたくない
・職場では常に「先生」として見られてしまう
仕事柄、土日や連休に自由がききにくく、友人の紹介や合コンもなかなか参加できないまま、数年が過ぎてしまいました。
「婚活」という言葉には、正直、少し抵抗がありました。無理して恋人を作るようなイメージがあったのです。でも、いざ相談所や社会人向けサークルのイベントを見てみると、
・同年代の真剣な出会いを求めている人が多い
・プロフィール審査がしっかりしていて安心感がある
・職業にとらわれず「一人の人間として向き合ってくれる」空気がある
ということに気づきました。
医師だからと構えられることもなく、女性だからと急かされることもなく、等身大の自分でいられる場があるというのは、とてもありがたかったです。
私自身もまだ結婚というゴールにたどり着いたわけではありません。でも、婚活を始めてからの時間は、自分自身の価値観や人生観を見つめ直す、とても大切なプロセスだったと思います。「忙しいけど恋愛したい」「一緒にいてホッとできる人と出会いたい」そんな思いを持つ女性医師の方がいたら、どうか行動することを自分に許してあげてほしいです。
婚活は、気合いを入れて頑張るものというよりも、「ちょっと自分の未来に優しく目を向けてみる」くらいの感覚で、ちょうどいいのかもしれませんよ😊