こんにちは‼︎
歯科医師のゆうです‼︎

今年も暑い夏がやってきました。年々暑さがヒートアップし、外に出るのが嫌になってしまう方も多いのではないでしょうか。もちろん私もその1人です。
なんとか暑さに負けないで頑張らないとと思いつつ、いかに涼しく快適に過ごせるか、日々頭を悩ませながら過ごしています。

「甘えるより、甘えられたい」
今回のブログは、そんな気持ちをテーマにお話していけたらと思っています。
私の友人に、Mちゃんという女医がいます。彼女はとても穏やかで、気配り上手。一緒にいると、どこかほっとするような空気を持った女性です。患者さんからの評判もよく、後輩からも慕われていて、仕事では誰もが認めるしっかり者のドクターです。
けれど、恋愛となると、なぜか毎回、不思議なくらい同じことが起こっていました。Mちゃんと付き合った男性が、なぜか次々と仕事を辞めてしまうのです。
最初は、Mちゃんも私も「たまたまだよね」と思っていました。「彼、最近仕事がうまくいってなくて……」「転職したいみたいで」「もう少し、自分の夢を追いたいって言ってるの」。Mちゃんの口から出てくる言葉は、いつも“彼の事情”ばかり。気づけば、3人続けて「仕事を辞めた彼氏」と付き合うことになっていました。
「Mちゃんがいないとダメ」
そう、まっすぐ頼ってくるタイプの彼らに、Mちゃんは弱いのです。
Mちゃんの好きなタイプは、年下のイケメン。いわゆる“犬系男子”です。人懐っこくて距離が近く、甘え上手。理性では「ちょっと甘やかしすぎかも」と分かっていても、可愛くて仕方がない。気づかないうちに、どんどん相手を支える側へ回っていきました。
仕事を辞めた彼らの生活が不安定になると、決まってMちゃんのマンションに入り浸るようになり、そのまま住み着いてしまうこともありました。それでもMちゃんは彼らを責めません。夜勤明けでも朝食を作り、家事をこなし、「私は疲れてないよ」と笑うのです。
「私が支えてあげなきゃ」と思う自分
彼は繊細だから、プレッシャーをかけたくないと思う自分
そう言って、相手の気持ちを優先し続けていました。けれど、その優しさは少しずつ、Mちゃん自身を疲れさせていきました。

ある日、彼氏と別れ、すっかり恋愛に疲れてしまったMちゃんが、私にぽつりと弱音を吐きました。
「なんで毎回、彼がダメになっていくのかな?」
その言葉を聞いて、私は今まで言えなかったことを、思い切って伝えてみることにしました。
「Mちゃん自身は“支えてる”つもりかもしれないけど、もしかしたら少し“甘やかしてる”ところもあるんじゃないかな?」
するとMちゃんは、しばらく黙って考えていました。そして、ぽつりとこう言ったのです。「うん……たぶん、そうなんだと思う」。さらに続けて――
「彼らが甘えてくれると、なんかホッとするんだよね。“頼られてる”って思えると、愛されてる気がするの」
「本当は私のほうが、誰かに甘えたいんだけど……怖いんだよね。甘えて、もし拒まれたらって思うと」
その言葉を聞いて、私は初めてMちゃんの本音を知りました。彼女は、単に面倒見がいいから相手を支えていたわけではなかったのです。
本当は、自分だって甘えたい。頼りたい。「今日は疲れた」と言いたい日もある。誰かに寄りかかりたい日だってある。けれど、それを口にして拒まれることが怖かった。だから、自分が甘えるよりも、相手から甘えられる側でいるほうが安心だったのです。
「私はここにいていい」「私は愛されている」――そう思うために、Mちゃんは支える側であり続けたのかもしれません。
医師という仕事は、常に冷静さや判断力が求められます。「私がやらなきゃ」と思う場面も多いはずです。そんな毎日を過ごしていると、誰かに寄りかかることよりも、誰かを支えることのほうが自然になってしまうのかもしれません。けれど恋愛までずっと“支える側”でいると、いつか心が疲れてしまいます。Mちゃんもそうでした。

そんなMちゃんが、ある日こんなことを言いました。
「だからね、今度は“甘えられる恋”がしたいと思ってる」
私はその言葉を聞いて、とても嬉しくなりました。
Mちゃんは続けました。「今までは、“必要とされること”が愛だと思ってたんだよね。でも、それだけじゃしんどいって気づいたの」。「私も誰かに“おかえり”って言ってほしいし、泣いたときには“大丈夫?”って言ってほしい」。「疲れてるときは、“今日は何もしなくていいよ”って言ってもらいたい」。そして――
「やっと、それを口にしてもいい気がしてきたんだ」
私は、そんなMちゃんの言葉を聞けたことが本当に嬉しかったです。自分の弱さを認めること。「私も甘えたい」と言えること。それは決して弱いことではありません。むしろ、自分自身の本当の気持ちを認められるようになったということだと思います。
彼女は以前、周囲から冗談半分に“ダメ男製造機”と言われることもありました。でも、私は少し違うと思っています。彼女はただ、人を信じたかっただけ。愛することで、自分も愛されたいと思っていただけなのです。ただ、その愛し方がいつの間にか「支えること」「尽くすこと」「必要とされること」ばかりになってしまっていただけ。
強く見える人ほど、案外、甘え方を忘れてしまっていることがあります。でも、本当の意味で心地よい恋愛というのは、どちらか一方が支え続けるものではないと思います。支える日もあれば、支えてもらう日もある。甘えられる日もあれば、自分が甘える日もある。そんな関係だからこそ、二人で長く歩いていけるのではないでしょうか。
今の彼女は、“甘えてくれる人”を探すのではなく、“自分も安心して甘えられる関係”を求めるようになりました。
誰かに必要とされることも、もちろん幸せです。でも、それ以上に、「この人の前なら、頑張らなくてもいい」「弱い自分も見せられる」「私も頼っていい」と思える関係は、とても尊いものです。Mちゃんが、そんな恋愛をできる日は、きっとそう遠くないと思っています。
もし今、「いつも私ばかりが支えている」「相手から頼られるのは嬉しいけれど、少し疲れている」――そんな恋愛をしている人がいたら、一度だけ自分に問いかけてみてください。
「私は、本当は誰かに甘えたくない?」
その答えを認めることが、新しい恋愛の始まりになるかもしれません。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは、ぜひまた次回のブログでお会いしましょう‼︎

